2008年7月28日月曜日

【新着】

先週末の東京タイムには基調転換も予想されたが、やはりドルの上値リスクが高いという状況に変化はないようだ。テクニカルには、目前に迫った108円をめぐる攻防が引き続き注視されるところだろう。ちなみに同レベルはテクニカル以外、通貨オプションに絡む防戦売りなど需給要因からも、その攻防には要注意。そして、抜けた場合のターゲットは6月高値となる108円半ばとなる。
一方、それに対するドルのサポートは本日106.90-95円に位置する移動平均の200日線か。

今週は週末の米雇用統計をはじめ注目材料が少なくないものの、そのほとんどは週末に向けたもので、とくに本日は東京タイムのみならず欧米タイムに掛けても目立った材料が見当たらない。日米を中心とした株価動向やサウジの増産観測などもあり依然として弱含みの推移が続く原油価格に着目しつつ、基本的にはレンジ内での揉み合いが続きそうだ。
ただし、夏枯れ相場の様相を呈しつつあり、値が振れやすい状況に置かれている。突発的なニュースなどには注意を要したい。