2008年5月19日月曜日

FX Today's exchange trend expectation

先週末の欧米タイムは、ドルが全面的に弱含み。対円ではロンドンタイムに示現していた高値105円台から103円半ば近くまで、1円を超す下落を演じている。
材料となったのは、再び史上最高値を更新した原油高と発表された米経済指標の悪化。また、後者に関してはすでに発表されている4月の米雇用統計・非農業者雇用数が大幅に下方修正される--といった噂も台頭していたようだ。

テクニカルにみた場合、先週は一時105円台を示現する局面も見られたが、輸出企業による先物予約が散発的に観測されたこともあり上値は重く、結局定着することは出来なかった。今月2日に示現した直近高値105.70円をトライするような展開は一旦仕切り直しとなった感を否めない。
それに対するドルのサポートはまず先週末に示現した安値の103.52円、次いで一目均衡表の基準線が位置する103.00円など。

基本的なリスクは依然としてドル高方向にバイアス掛かると考えるが、NY原油高が依然として続いていることに加え、ここ最近発表される米経済指標は総じて悪い。米景気の悪化はすでにかなりの部分が織り込まれているものの、それでもドルの足かせ要因になりかねないように考える。

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