米コンファレンスボードが発表した4月の景気先行指数が前月比+0.1%と2ヶ月連続でプラスを維持したことが手掛かり材料とされた。
CB景気先行指数は、失業保険申請件数や消費財受注、資本財受注、建設許可件数、株価、長短金利スプレッドなど数種の先行指標に基づいて算出されており、同指数のマイナス基調からプラス基調への回復が景気サイクルの底打ちを示唆するシグナルと解釈されているようだ。
もっとも、4月統計には1バレル=127㌦台に急騰した原油相場の影響は織り込まれておらず、この日のNYダウが一時150㌦近くあった上げ幅の3分の2以上を喪失するなか、米ドルも急速に伸び悩む格好となっている。
こうした状況下、ドル/円は下値102.61円-上値105.70円の中心104.15円処を軸とする「三角保ち合い」を形成しつつある。

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