2008年4月21日月曜日

FX Today's exchange trend expectation

先週末の欧米タイムはドル高、円安の展開。ドル/円は東京夕方の102円半ばから104円半ばまで2円を超える急騰を一時演じている。
材料となったのは、注目されたシティグループをはじめ発表された米企業決算が比較的良好な内容となったこと。またNYダウが200ドルを超える上昇をたどるなど米株が堅調に推移したことで信用リスクに対する懸念が後退、円売りに繋がっていた。

アジア系が中心とされる103円を上限としたダブルノータッチ・オプションの防戦売りが上値を阻んできたが、先週末にかけて同レベルを上抜けるとドルはストップロスを巻き込み104円台へと達している。ちなみに、次の抵抗は昨年末に示現したドル高値114.65円を起点とした下げ幅の半値戻しに当たる105.21円か。
また、一目均衡表では日足が先行帯の雲を上抜き掛っており、それを巡る攻防も注目されるところだろう。

本日の東京タイムは、早朝に発表される2月の第三次活動指数や日韓首脳会談などが注目されるが、最大の注目といえばやはり日本の株価動向だろう。米株の動きなどからすると日本株も堅調推移が予想されるものの、今週から上場企業の決算発表が本格化することもあり、それが波乱要因か。
一方、それとは別に1ヵ月半ぶりの104円台を示現したことを受けて、東京タイムは輸出企業など実需筋の動きが注目されている。いまだ売り遅れが指摘される存在だけに、ドルの上値をキャップする要因になるとの声もマーケットでは聞かれている。

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