2008年4月25日金曜日

FX Today's exchange trend expectation

ユーロ/ドルの帰趨を占う上で注目された独4月IFO景況指数は、前月の104.8から2年3ヶ月ぶりの低水準となる102.4へ低下するネガティブな内容となった。 同指数を巡っては事前に103台へ悪化するとの憶測が出回り、ユーロ売り仕掛けが先行していたが、“ウィスパー・ナンバー”(市場での真のコンセンサス)よりも悪化したため“アク抜け”とはならず、“失望売り”に拍車を掛ける格好となった。

ユーロ/ドルは、上昇ウェッジの下限=1.5792㌦処があっさり破られ、一時1.5638㌦まで続落幅を拡大した。 注目のNYクローズは日足均衡表の『基準線』(=1.5681㌦処)でサポートされ1.5683㌦で着地しており、筆者が重視する『遅行線』は日々線との衝突という事態には直面していない。

とはいえ、NYクローズで早期に1.58㌦Midを回復しない限り、『遅行線』と日々線の衝突は避けられず、強力な売りシグナルを点灯することなる。

この場合、2000年10月を起点とするエリオット波動分析(=NYクローズベース)では、<第5波>のExtension(衝撃波)ⅲ-⑤から調整のⅳ波へ移行する可能性が高まってくる。 (⇒調整ⅳ波のあとにはⅴ波により衝撃波が再開することになる) 

ところで、昨日の東京タイムでは米WSJ紙の著名FEDウォッチャーが「FEDは来週のFOMCで2.00%への利下げを決定したあとは、これまでの利下げ効果を検証する様子見スタンスに転じる」との見方を示したことがドル買い戻しを促す手掛かり材料とされていた。



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