2008年3月15日土曜日

どこまで円高・・・

本日の東京タイムは、早朝こそポジション調整的なドル買いが優勢となったものの続かず。
ドル/円は101円台前半を高値にジリジリと売られ始めると、再び100円を割り込む局面も見られた。
日本の要人を中心に為替に関する発言も幾つか聞かれているが、
そのなかで自民党の伊吹幹事長が「為替介入は日本単独の実施は難しい」と発言するなど、
当局の市場介入は期待出来ないとの見方が市場の円買いを増長させていた感も否めない。

昨日に続き、本日の東京タイムにも一時100円の大台を割り込む局面が観測された。
やや達成感的な感覚が出始めた一方で、足元の100円台あるいは101円台というレベルも
「見慣れてきた感を否めない」(外資系銀行筋)。
マーケットにおけるドルショート・ポジションの偏りは顕著であるうえ、
市場参加者の大勢がドル安方向へのリスクを唱え始めたという点は気になるところだが、
ドルはいま一段の下値を模索する展開をたどっても不思議はないように思う。

単なる米景気後退観測だけでなく、スタグフレーション懸念が台頭する可能性すら
否定出来ないだろう。

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