2008年3月28日金曜日

年度末らしい荒い値動きも

昨日の欧米タイムは一時円安が進行したものの、結局行って来いに近い格好で終了、
NY市場を大引けている。
発表された米経済指標はそれほど悪い内容でなかったものの、
一部の米系金融機関に対する信用不安などもあり、
NYダウが連日となる100ドル以上の下げを記録。
それもあり、終盤に掛けては円の買い戻しがやや目立った。

「週をとおしてドルの反発力を試す」と考えていたが、実際の相場はというと、
年度末らしい方向性の乏しい展開となっている。
ただし、「方向性が乏しい=動かない」ではなく、
この時期は期末をにらんだ本邦勢の売買手控えにより商いが薄くなるためか、
逆に上下に大きく振れやすい傾向がある。

したがって、取引をされる方は相場の波に飲み込まれないよう十分に注意をしていただきたい。
なお、どこまで材料視されるか不明だが、
本日東京タイムは早朝8:30に2月の完全失業率をはじめ、
複数の経済指標が発表される予定となっている。

一方、テクニカルに見た場合でも、短期的にはやや方向性を喪失している感がある。
強いレジスタンスとサポート、というニュアンスではないが、
取り敢えずはここ数日のレンジである
98.40~50円と100.30~40円
のどちらをしっかり越えていくのかを注視してみたい。

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