2008年3月31日月曜日

期末最終日で売買低調か

先週末の欧米タイムはクロスを含めて円全面高。
ドル/円は東京夕方の100円レベルから99円前半まで1円程度も値を下げた。

材料となったのは、発表された米経済指標ならびに一部金融機関で台頭した経営不安の噂など。
キャリートレードの巻き戻しが全体的に活発で、円高の強い支援材料となっていた。

本日の東京タイムは、早朝にフレの大きな指標である
2月鉱工業生産が発表される予定となっている。
一応それに要注意。

ただし、期末最終日に当たることもあり、
本邦資本筋を中心にインターバンクなども売買は手控えムード。
期末が終わるまで少なくとも積極的な取引は見送られる公算で、
そうした意味においてはレンジ内での揉み合い推移が予想される。
とは言え、需給面では仲値に向けた動向だけはわずかに注意を要するだろう。

テクニカルには、99円台を中心とした足元のボックスはなかなか居心地が良さそうだ。
目先的には方向性が乏しい。依然として98.40~100.40円といった2円ほどのボックスに
いまだ留まっており、それをどちらに抜けていくのかに引き続き注意をはらいたい。
なお、先週末にもレポートしたドル/円の週足チャートだが、
やや上ヒゲを残した小陰線となりドルの上値の重さを露呈したものとなった。
それからすると、ドルの上値も積極的には追いにくい。

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