イースター前のグッドフライデーということで主要な欧米市場はいずれも休場となり、
比較的狭いレンジ内での値動きに留まった。
ただし、有力格付け機関であるS&Pがゴールドマン・サックスとリーマンブラザーズなど
一部米系証券の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げたこともあり、
一時ドル売りが進行する局面も見られた。
テクニカル面では、ドル/円の週足チャートは3円を越す下ヒゲを残した小陽線となった。
中長期というタームではまだドルの下値不安を感じるものの、
短期的には先週示現した95円台でボトムを付けたと考えられる。
一方で、ドルの上値も重そうだが今週は週をとおして、その戻りを試す展開か。
一連のドルの下落が始まったと考えられる昨年12月末のドル高値114.65円を起点とした
下げ幅のフィボナッチ38.2%戻しは102.95円レベル。
現状より3円以上離れているが、多少長い目で見た際には同レベルが取り敢えずのターゲットに。
本日は、先週末のグッドフライデーに続くイースターマンデーということで、
休場となる市場は少なくない。
アジア、オセアニアタイムについても豪州やNZ、香港などが休場となる。
また、それほど大きな材料の発表も予定されておらず、
東京タイムに限れば比較的狭いレンジ内で一進一退の値動きが続く公算が大きい。
ただし、先週末に有力格付け機関のS&Pが一部米系証券の格付け見通しを
「ネガティブ」に引き下げるなど、いまだサブプライム問題が尾を引いている状態だけは気掛かりだ。
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